まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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ミュージシャンのための英会話講座 ~リズム・グルーヴ編~

僕が3年間の留学中に学んだ、使えたらちょっとかっこいい音楽業界の「業界英語」を教えちゃいます。

今回はリズムに関する言葉をいくつかご紹介しましょう。

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8ビート、4ビートは和製英語

バンドマンの中でも特にドラマーにはおなじみのこの言葉。

実は英語では一切通じません。

というより、8ビートは「8拍」という意味になります。

いわゆるロックドラマーがたたく「8ビート」は

  • Rock feel
  • Straight 8th feel with a backbeat
  • Backbeat groove

といった呼ばれ方をします。

これら表現のどれかを使えば「8ビート」っぽいものをたたいてくれます。

ちなみに"Backbeat"は2と4でたたかれるスネアのこと。

 

同じようにジャズで使われる4ビートは

  • Swing feel
  • 4/4 Swing (4/4はフォー・フォーと読みます)

などと呼ばれます。

 

勘のいいひとは気づいたかもしれませんが、英語ではこういったリズムパターンのことを指す際に"feel""groove"といった言葉を使います。

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"Feel"の使い方

"Feel"は日本語で「感じる」という意味です。

つまり"8th-note feel"は「8分音符を感じて」、"Swing feel"は「スイングを感じて」という指示になるわけです。

 

これって音楽の本質をとらえていると思いませんか!?

 

「重要なのはリズムを体で感じること」

 

個人的にはそう教えられている気分になるんですが、これは僕がリズムオタクなだけでしょうか。

ちなみに"Feel"には「雰囲気」というニュアンスもあるので、"Latin feel(ラテンの雰囲気で)"という使い方もできます。

"Groove"の使い方

"Groove"は日本語だと「溝」という意味ですが、音楽では「ノリ」といった訳され方をするような気がします。

よく「お前ら全然グルーヴしてないよ」って偉そうに言ってくるサークルの先輩いません?あの感じです。

 

英語でも同じように、楽曲全体のノリを指すときに"Groove"と使いますし。

"You guys were grooving!"と言われたら「お前ら最高にグルーヴしてたな!(ノッてたな)」という褒め言葉になります。

 

ちなみにこういった褒め言葉に、一般的な会話で使われる褒め言葉のスラングを絡めると一気に現地のミュージシャンっぽさが出ます。

試してみたい方はそちらもチェックしてみくださいね。

 

さらにさらに英語の"Groove"には、「リズムパターン」という意味もあります。

 

例えば"The Half-Time Shuffle Groove"は、ジェフ・ポーカロやバナード・パーディの代名詞であるハーフタイムシャッフルの手順を指しますし、"Can you teach me how to play the 'Come Together' groove?"と言えば、「(ビートルズの)カム・トゥギャザーのドラムパターンのたたき方を教えてくれる?」という意味になります。

 

ほかにもある!「リズム」に関連したキーワード

"Pocket"

日本語でもたまーに使われるポケットという言葉。

いわゆる洋服とかについているポケットの意味から転じたもので、リズムがしっかりハマってグルーブしている状態を"In the pocket(ポケットに入っている)"なんて言います。

"You're backbeat is right in the pocket!"と言われたら、「お前のバックビート、チョーキモチー位置でハマってたぜ!」という褒め言葉になります。

 

"Swing"

スイングというとジャズのイメージがあると思います。

実際にスイングは、ジャズ特有のはねたリズムフィールを指す場合が多いですが、ほかにもいろいろな使われ方があります。

 

グルーヴしているということをいうときに、"That was swinging!"と言うことができますし、"Add a little swing to it"と言われたら「もう少しハネろ」という意味や「もう少しヨレたリズムを演奏しろ」という意味で解釈できます。

 

ちなみに、"Swing"によくくっつく副詞として"Hard"があります。

"You gotta swing harder."と言われたら「もっとグルーヴしねーとだめだろ」っていう激励の言葉になるので覚えておいてください。

ジャムセッションとかでたまに言われます。

 

"Tight"

本来の意味は「きつい」や「ぴったり」といった感じですが、そこから転じて演奏全体がきっちりとまとまっているときに使えます。

"That horn section's playing was so tight!"と言ったら、「あのホーンセクションの演奏、息ぴったりだったね!」なんて感じのニュアンスになりますね。

 

"Lock in"

Tightと同じようなニュアンスで使われる表現です。

日本語では「ピッタリとハマり合う」といった意味になると思います。

ドラムとベースがしっかりハマった時に、"The drum and bass were really locked in."といった感じで使えます。

 

 

ということで、リズムに関する英語の表現をいくつか紹介しました。

 

どれもとても実用的だし、使い方もそこまで難しくないので、もし英語の分かるミュージシャンと話す機会があれば使ってみてください。

あこがれの海外のミュージシャンに会ったとき"Your playing tonight was so tight and grooving!"(今日のあなたの演奏はものすごくまとまっていて最高にグルーヴしていました!)なんて伝えられたらなかなかかっこよくないですか?