まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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マルヒロ初めてのジャズトリオ演奏【2018.12】

こちらは留学3年目の中盤、2018年秋学期の演奏映像です。

アメリカ西海岸でも5本の指に入るベーシストの先生と、1年先輩のギタリストと組んだトリオ編成のアンサンブルです。

ギタートリオ編成で演奏したのは初めてなうえに、先生がとにかくいろいろな変化球を投げてくるので対応するのが大変でした。でもその中で学ぶこともたくさんあり、最終的にはジャズの演奏で重要なコミュニケーションのコツをつかめた感覚がありました。あと自分の好きなスタンダード曲をいっぱいできて楽しかったです。

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各曲の解説

①I'll Close My Eyes 0:22~

ジャズスタンダードの中でも特に大好きな一曲を僕のリクエストでやらせてもらいました。実はこの曲日本ではかなり人気のある曲なのですが、アメリカでは知っている人がほとんどいない楽曲で、残りの二人も初めてやると言っていました。ちょうどいいミディアムテンポのスイングで気持ちよかったです。

②'Dis Here 7:26~

これもスタンダード曲として知られていますが、ド定番っていうほどでもない隠れた名曲ですね。3拍子のブルージーな雰囲気が楽しい曲で、ブレイクが決まるときの感覚が特に気持ちいです。

③Something Old, Something New 13:50~

CJCの講師であり、ジョー・ヘンダーソンやピーター・アースキンとの共演歴もあるギタリスト、スティーブ・アーキアガのオリジナル曲です。僕が世界で一番好きなジャズの曲と言っても過言ではないと思います。とにかくきれいなメロディとハーモニーに聴き入ってしまいます。これも僕のリクエストでやらせてもらいました。ビル・エヴァンスのトリオみたいに3人が常に対話するアプローチは、やり始めた当初はあまりかみ合わずに苦戦しましたが、本番では考えすぎずに楽しめたかなと思います。

④雨月 23:04~

日本人にも馴染みのあるこちらのスタンダード曲は、アート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズのものが一番有名だと思います。正直そんなに”雨月”っぽさは感じられないメロディですが、なんとなく日本人としてこの曲には特別な想いがあります。特に僕の祖父母はアート・ブレイキーが大好きなので、気持ちを込めて演奏しました。ただドラムロールは彼のようにきれいにできなかった・・・

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⑤I've Never Been In Love Before 30:17~

オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、エド・シグペンというばちぼこにスイングするトリオのバージョンが有名なスタンダード曲を、彼らへのオマージュとして演奏しました。このテンポをめちゃめちゃスイングさせるのって本当に難しくて、実は一番苦戦したかもしれません。ただ一緒に演奏している先生のグルーヴがすごかったので、そこに乗っかるイメージで演奏しました。少しはスイングしてたかな?

⑥Be Anything, But Darling Be Mine 39:33~

サラ・ヴォーンのとあるアルバムに収録された美しいバラード曲。これはギターの彼のリクエストでやりました。3人しかいない中で、ドラマーとしてどうやってこの曲の持つ風情を引き出すかということを意識しました。

⑦Solar  45:20~

超有名なスタンダード曲ですね。僕がアップテンポの練習をしているということを授業で軽く言ったら、「じゃあ何かめちゃめちゃ速い曲をひとつやろう」ということになってしまいまして・・・

リハではもう少しゆっくりだったんですが、僕のカウントがそもそも速くて自分の首を絞めました。どうにかまとまってよかったけど、反省点がいっぱいあります。やっぱり速いテンポの曲を心に余裕を持った状態でやるって、相当難しいですね。