まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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現役生がアメリカのジャズ専門音大のオーディション情報を大公開

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どうも、好きなアイドルグループは乃木坂46のマルヒロです。

 

今回は、僕が通っているCalifornia Jazz Conservatory(通常CJC)で行われているオーディションの中でも、特に留学を考えている人が気になるであろう入学用オーディションの仕組みをご紹介します。

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オーディションの概要

CJCに入学を希望する人は、書類審査とは別にオーディションを受ける必要があります。

 

とはいっても、オーディションの段階でむちゃくちゃ上手い必要はありません。

あくまで学生のポテンシャル(伸びしろ)を見抜くためのものですので、あまり腕前に自信がない学生も一度オーディションを受けることをお勧めします。

マルヒロの顔

僕なんて入学するまでジャズドラムのたたき方なんてほとんど知らなかったからね

オーディションで演奏する内容

  1. ミディアムテンポのブルース
  2. バラード
  3. アップテンポスイング
  4. ラテン

これら4つのジャンルからそれぞれ好きな曲をひとつ選び演奏します。

4曲とも必ず【メロディ⇒ソロ×3周くらい⇒メロディ+エンディング】という形式で演奏できるように練習しておくといいと思います。

ソロで演奏するか伴奏つきで演奏するかはその都度変わるので、両方に対応できるようにしておきましょう。

 

ちなみにドラマーも自分が選んだ曲のメロディを、ドラムで再現できるようになっておいた方がいいかもしれません。こんな感じで↓

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オーディションで使える曲の例と評価ポイント

①ミディアムテンポのブルース

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重要なのは12小節のブルース進行をしっかり演奏できることと、そのコード進行のうえでソロを取れることです。

ブルース進行にはいくつか王道パターンがあるので、ソロを一周するごとにコード進行を変えていくとポイント高いです。

 

ソロの内容はバカテクを披露するよりも、ブルース特有のフレーズを使ったメロディアスなものが好まれます。

 

②バラード

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ポイントはテンポキープと、曲全体の構成を把握しているかどうか。

特にドラマーは曲の途中で迷子にならないように気を付けてください。

 

バラードはソロの時だけテンポが2倍になるお約束パターン(上の動画参照)があるので、どっちにも対応できるようにしておきましょう。

もちろんずっと同じテンポで演奏してもいいと思います。

 

③アップテンポスイング

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とにかくリラックスして最後まで演奏できるかが重要です。

どうしてもテンポが速いと力が入りがちですが、いかに余裕を持ったソロを演奏できるかということを意識するのがいいと思います。

 

上の動画の曲は実はそこまでアップテンポではないんですが、オーディションの段階ではこれくらいのテンポで演奏出来たら十分です。

余力のある人はBPM300以上を目指しましょう。

 

④ラテン

www.youtube.comラテンといってもいくつかパターンがあるので、好きなものを選べばいいと思います。

参考動画はキューバ系のラテンジャズですが、ブラジル系のボサノバやサンバを演奏するのもぜんぜんオーケーです。

 

ラテン曲は、ノリを理解しているかどうかが重要です。

特にリズム隊はラテン特有のリズムパターンを理解しておきましょう。

抜き打ちの読譜力チェックがあるかも

一応オーディションで演奏するのは上記4パターンの曲なのですが、それとは別にその場で楽譜を渡されて読むように言われるかもしれません。

日本人は読譜力があるミュージシャンが多いのであまり心配はいりませんが、事前に楽譜を初見で演奏する練習もしておいたほうが無難です。

オーディションの受け方

現地で受ける方法

一番手っ取り早いのは学校に来て受ける方法です。

入学希望の人は、事前に電話で入学オーディションを受けたい旨を伝えると、希望の日時でのオーディションを設定してくれます。

一般的な大学と違って、決まった受験日があるわけではありません。

 

オーディション会場は学校内の小さめの教室である場合がほとんどです。

入室すると、学長、アシスタント、教務部長の3人が待っており、簡単な自己紹介と雑談のあとに演奏が始まります。

この段階で、笑顔で元気いっぱいに受け答えをできるかどうかも割と重要なポイントだと思います。

 

学長がピアノ、アシスタントがドラム、教務部長がベースの奏者なので、サックスやトランペットでオーディションを受ける場合は彼らが伴奏をしてくれます(もちろん4曲のうちのいくつかは完全にソロで演奏しないといけません)。

 

ギターやピアノの場合は、ベースとのデュオ、もしくはベース・ドラムとのトリオで演奏することになると思います。

 

ドラムの場合はほぼ確実にピアノとベースとのトリオ形式になると思いますが、ほかの楽器同様ソロで演奏させられる場合もあるので覚悟しておきましょう。

映像オーディション

多くの留学希望者にとって、受かるかもわからないオーディションのためだけに渡米するのはなかなかハードルが高いと思います。

そういった遠方からの志願者は、上記4パターンの演奏を録画した映像をメールやYouTubeのリンクで送ることもできます。

 

この場合、自分で曲の音源(もしくは一緒に演奏してくれる人)を用意する必要がありますが、録画自体はスマートフォンレベルのクオリティで十分です。

動画の冒頭に自己紹介と、演奏する曲目の紹介を付けておくと親切だと思います。

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オーディションに受かるために

冒頭でも言った通り、このオーディションに受かるために必要なのは技量ではなくポテンシャルです。

 

学長も

「私たちがオーディションで探しているのは、成長にどん欲な学生だ」

と語っていました。

 

そんな人をどうやってオーディションから見抜くのか。

はっきりとしたことは僕も言えませんが、オーディションをひとつの勉強の機会として捉えることが重要だと思います。

オーディションの中で少しでも自分の成長につながることを吸収しようと意識するだけで、不思議とその姿勢は行動や表情に現れます。

実際に、オーディション前後に積極的に質問したりする受験生は好印象だと教務部長が言っていました。

 

また、そんなオーディションを楽しめる人も高評価のような気がします。

僕は初めて学長の前で演奏した時、ろくなフレーズは一切叩けませんでしたが、それでも学長の演奏するピアノに合わせてドラムを叩くのが本当に楽しかったのを覚えています。そしてその楽しむ姿が印象的だったと学長からも言われました。

 

ですので、まずは楽しみながら演奏することを意識して、オーディションの準備に取り掛かりましょう!

最後に

この記事を読んでいる方のうちCJCのオーディションを受ける人はほんの一部に過ぎないと思いますが、オーディションに対する姿勢というのはCJC受験以外にも活かせる考え方だと思います。

 

「へー、音大の受験ってこんな感じなんだ」

「成長にどん欲になるという考え方は参考になった!」

 

なんて思っていただけたら、僕としてもこの記事を書いた甲斐があったと思います!

 

もし、もっと本格的にCJC留学について知りたいという方は、コメントかツイッターで教えてください!全力でサポートします!

 

ではまた次の記事でお会いしましょう!