まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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アメリカ唯一!ジャズ専門の音大って何?

どうも、カリフォルニアジャズ学院3期生のマルヒロです。

 

しばらくブログを運営してきて、そういえば自分の留学している大学について一切紹介してこなかったなーと気づきましたので、これから少しずつ学校のことを知ってもらう記事も更新していきます!

 

今回はその第一弾として僕が通う大学の歴史や特徴についてご紹介します!

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カリフォルニアジャズ学院:概要

正式名称California Jazz Conservatory (通称CJC)

種類:単科大学(Bachelor of Music Degree in Jazz Studies)

認定学位:学士まで

所在地:カリフォルニア州バークレー市内

創立年2014年(音楽学院として認可された年)

在籍学生数約120人

 

学期:セメスター制

学費:約18,000ドル/年(授業料のみ)

 

こうしてみてみると、いかにCJCが新しくて小規模な大学かがわかると思います。

これだけ歴史が浅く在籍生徒も少ないと卒業生も少ないですし、在籍中の僕ですら卒業後の進路状況やその他情報が把握しづらいです・・・。

今後何かわかり次第更新していきます!

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創立からたった5年の学校!?

まず何より驚きなのが学校の若さだと思います。

実はCJCはもともと音楽学院として生まれたわけではなく、一般市民向けの音楽教室として1997年にバークレー市内に設立されました。

当時は音楽学院ではなかったため、名前も"Jazzschool"と名乗っていました。

 

2009年には"Jazzschool Institute"と名前を変え、専門学校として生まれ変わります。

その後2014年に、全米で唯一のジャズ専門の音楽学院として"California Jazz Conservatory"が生まれました。

 

現在は卒業時に学士号がもらえる4年制のカリキュラムに加え、短期大学士が取得できる2年制のカリキュラム、一般向け音楽教室、中高生向け音楽教室などのプログラムを並行して実施しています。

全校生徒が120人!?

現在CJCには「キャンパス」といえるほどの敷地がありません。

バークレー市内の劇場などが多く立ち並ぶ通りに面した建物の地下部分を本館、その向かいの建物の一階部分を別館として利用しています。

両方の建物を合わせても、5分あればすべての教室・設備を見て回れてしまうくらいの広さです。

 

それだけのスペースしかなく、授業で使える教室も数えるほどしかないため、必然的に学生の数は限られてきます。

一応学校の最新の情報では、4年制のプログラムの定員人数が120人ということです。

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こちらが本館の入り口からすぐのところにある多目的スペース。

この奥に定員15名ほどの教室が3つ、定員5名ほどの教室が3つ、さらに小さな個人レッスン用の教室が3つほどあります。

ほとんどの授業はこれらの教室を利用して実施されています。

 

ちなみにこちらは向かい側の別館。こちらには本館よりも大きな演奏スペースと、教室が2つ。それに加えて個人練習用の部屋が5つあります。

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小さな大学ゆえのメリット

CJCのことを知り合いに紹介すると、みんな決まって

「そんな小さい大学でちゃんと勉強できるの?」

と聞いてきます。

 

結論からいうと、僕は「むしろ大手大学より勉強に集中できる」と思っています。

というのも、在籍しているすべての学生を集めても120人程度しかいないということは、各授業に参加している学生は多くても20人ほど。

少ない授業だと3人ほどしか参加しないものもあります。

 

それだけ人数が少ないということは、それだけ先生の目が行き届くということ。

どんなささいな質問もすぐに聞けてすぐに答えが返ってくるし、学生も学生であまりだらだらできません。

 

特に音楽を勉強する際には授業内のコミュニケーションが必要不可欠です。

マンツーマンに近い少人数制の授業が多いというのは、かなりのメリットだといえます。

 

また、学生も先生もその他スタッフも全員がお互いのことを知っている環境というのも温かみがあって楽しいです。

授業が終わって教室の外に出たら必ず知り合いがいるし、気軽に先生に話しかけに行って質問することもできます。とにかくアットホームな雰囲気がうちの学校の最大の魅力だと思います。

小さいからと侮るなかれ!ハイレベルな講師陣

CJCで教鞭をとる講師の多くは、現在も活躍する現役のミュージシャンです。

多くはボストンのバークリー音楽院やニューヨークのイーストマン音楽学校など、名だたる有名校の卒業生で、中にはそれらの学校での指導経験がある人もいます。

しかもみなさん、共演歴がすごいんです・・・。

 

僕が先生に直接聞いただけでも、

 

ジョー・ヘンダーソン

ソニー・ロリンズ

マックス・ローチ

ディジー・ガレスピー

ピーター・アースキン

ブライアン・ブレイド

 

などの名前が挙がってきます。

 

ほかにもジャズの歴史の授業を教える先生があのスミソニアンの協会員だったり、あのシルクドソレイユと一緒にツアーを回った先生がいたりと、とにかく講師陣が豪華なんです。

学校の歴史は浅いかもしれませんが、講師と授業内容はホンモノです。

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小さな大学ゆえのデメリット

一方で小さくて新しい学校ゆえの不便さもたくさんあります。

学生数と同じくらい運営スタッフの数が少なく、結果として教室の設備や授業のスケジュール管理が甘かったり、何か問題が起きても事務室に誰もいない!なんてことがあったりします。

 

さらに学生数が少ないせいで開講されない授業も多く、僕も取りたかった授業がキャンセルになったことが何回かあります。

 

特に僕が不便だなと感じるのが、留学生の受け入れ態勢が万全でない点です。

僕を含めて海外からの留学生はまだ5人ほどしかいません。

ですのでビザやI-20の手配に関してはほぼ自力でやることになります。

学校に問い合わせても「わからない」と言われたこともあります・・・。

 

さらに、住む場所や保険、銀行口座に関しても学校側はノータッチなので、大手大学への留学に比べて自分で探して決めないといけないことが多いです。

(もちろん相談すればおすすめを紹介してくれる程度のサポートはあります)

 

何より困るのが、大学が小さすぎてバイトをする場所がないという点です。

本来は学校の敷地内でのバイトは許可されているのに、それができない留学生は一切の収入を得ることができません。そのため必然的に節約生活を強いられます。

まあ、その分大手大学に比べて学費が安いので、そこのバランスをどうとるかですね。

さいごに

ということで、僕が通っている大学の基本情報をご紹介しました!

今後も大学に関する情報は随時ご紹介していきますので、気になる方はぜひ今のうちに読者登録、もしくはツイッターのフォローをお願いします!

 

もしアメリカに音楽留学を考えている方がいたら、こんな小さな大学でも留学生を受け入れてるんだよーってことを覚えておいてください。

新たな日本人学生と会えるのを楽しみにしています!