まるごとアドリブ

ジャズの知識ゼロで「アメリカ唯一のジャズ専門音大」に留学したドラマーの奮闘記。

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音楽好きのための英語講座 ~「曲」って英語でなんていう?~

どうも、カラオケの十八番は『夜空ノムコウ』のマルヒロです。

 

英語圏の人と「好きな曲」の話題で盛り上がれたら楽しいですよね?

 

では皆さんは、「曲」を英語でなんというか知っていますか?

多くの方は"Song"と答えると思います。

 

では「歌」は?

ちょっと迷いました?

 

実はこの「音楽作品」を指す英単語はいくつかあるんですが、そのひとつひとつに微妙なニュアンスの違いがあってなかなか使い分けが難しいんですね。

 

今回はそれらを用途別にわかりやすく解説していきます!

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Song(歌詞がある曲)

「音楽作品」を表す英単語の中では一番認知されているであろう"Song"

これは歌詞のある「歌」を表すときに使います。

 

ポピュラー音楽の大半は歌詞が入っているので、普段の会話では

"What's your favorite song?"(好きな歌は何?)

という聞き方をしてまず間違いありません!

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Tune(楽曲全般)

次に汎用性の高い単語は"Tune"です。

これは歌だけでなく、インストゥルメンタルの楽曲に対しても使える言葉です。

 

ジャズなどの一部ジャンルでは、歌詞のない曲や歌詞があったとしてもインストゥルメンタルで演奏される曲を扱うことが多いので、"Song"よりも圧倒的に"Tune"という言葉を使うことが多いと思います。

 

ちなみに「これ私の好きな曲なの!」っていう際に

 

"That's my tune!"

 

という言い方ができます。別にその人が作った曲じゃなくても使えます(笑)

 

あと、「めちゃめちゃいい曲」「シビレる曲」という意味で"Killer tune"という表現もありますね。東京事変の曲にもありますが。

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Piece(楽曲作品)

こちらの単語は、より大規模な「作品」に近いニュアンスで、クラシック音楽などでよく使われます。

歌が入っていても入っていなくても使えますが、"Tune"よりも重みがあります。

 

海外のシンガーソングライターがよく、"This is a piece I wrote for...(この曲は○○のために書きました)"なんてMCで言っているところを聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

芸術作品全般に使える"Master piece"なんていうフレーズもありますね。

Song, Tune, Pieceの共通点

実は今紹介した3つの単語はすべて、とある特殊な使い方があります。

 

それは

「作者/歌手の名前」+【Song, Tune, Pieceのどれか】

という形です。

 

この形で「○○の曲」という意味のフレーズになります。

 

【具体例】

A Bach piece⇒バッハの作品

"Which one is your favorite Bach piece?"

(君の好きなバッハの作品はどれだい?)

 

A Beatles song⇒ビートルズの曲(歌)

"I know that one! That's a Beatles song, right?"

(その曲知ってる!ビートルズの曲だよな?)

 

A Weather Report tune⇒ウェザーリポートの曲

"Why don't we play a Weather Report tune?"

(ウェザーリポートの曲やってみない?)

 

【ポイント】

バッハの作品は"Tune"と呼ぶには壮大すぎるので"Piece"を使っています。

(クラシック音楽で"Tune"を使うことはまずないです)

 

ビートルズの楽曲は歌ものなので"Song"、ウェザーリポートの曲はインストゥルメンタルなので"Tune"を使っています。

 

また、ビートルズの正式名称は"The Beatles"ですが、今回の例文ではそのあとの"song"に不定冠詞の"a"をつけるのが適切なので省略しています。

 

「知ってる!この前言ってたビートルズのあの曲だよね?」など、特定の曲を指す場合には

"I know! That's the Beatles song we were talking about, right?"

といった形で定冠詞をつけます。

その他の「曲」を指す英単語

上で紹介した3つの単語さえ覚えておけばまず困ることはないですが、ほかにも使える単語がいくつかあるので紹介します。

Track

"Tune"と同じような使い方ができますが、

 

"A track from the album(アルバムの中の一曲)"

"A newly released track(新しく発表された曲)"

 

のように、CDやレコードを少しだけ連想させる気がします。

Number

複数の楽曲からなる大きな作品の中の一つの曲を指す際に使われます。

特にオペラやミュージカルの世界ではよくつかわれる単語です。

Composition

これは"Piece"に近いニュアンスで使えます。

「作曲する」は英語で"Compose"

つまり"Composition"とは文字通り「作品」という意味。

 

僕も大学のコンサートで自作の曲を紹介するときは、

"This is my original composition(これは僕自身が作曲したものです)"

というフレーズをよく使います。

 

微妙なニュアンスの違いを楽しもう

こういった微妙なニュアンスの違いを理解すると、自分の話す英語がぐっと自然になります。

もちろん違いが微妙であれば微妙であるほど理解しづらいときもありますが、その微妙な違いを自分なりに見つけ出して理解する作業って意外と楽しくないですか?

 

その言葉の語源をたどったり、どういう場面で使われているかを調べたりして

 

「そうか、この単語にはこういう背景があるからこういうニュアンスなのか!」

「逆にこの単語は似ているけどここが違うのか!」

 

と発見する作業を楽しめるようになったら、みなさんの英語力がさらにグーンとアップするはずです!

 

それではまた次回の英語講座でお会いしましょう!